豊富な設計実務経験
1999年からの23年間、大手ゼネコン竹中工務店の設計部で、建築の構造設計一筋で仕事をしてきました。そのキャリアの途中で、木質構造への魅力に気づき、主に関西都市部での中・大規模建築の木質構造に取り組んできました。2019年からは、働きながら京都大学生存圏研究所で社会人博士課程に入学し、CLT(直交集成板)と鉄骨架構のハイブリッド構造について研究を進め博士論文をまとめました。
豊富な実務経験を活かし、研究開発の成果を実際の建築に結実させることで、新しい木造建築の実現に取り組んでいます。
学歴
大阪府立三国丘高等学校 出身
平成 9 年 3 月 31日 東京理科大学 工学部 建築学科 卒業
平成 11 年 3 月 31日 東京理科大学 大学院 工学系研究科 建築学専攻 修士課程修了
平成 31 年 4 月 1日 京都大学 大学院 農学研究科 博士後期課程 森林科学専攻 編入学
(京都大学生存圏研究所 生活圏木質構造科学分野 五十田博 研究室)
令和 4 年 3 月 23日 同課程修了、博士(農学)取得
職歴
平成 11 年 4 月 1日 株式会社 竹中工務店 入社 新社員研修
平成 12 年 4 月 1日 同 大阪本店 設計部 構造部門
平成 15 年 4 月 1日 同 名古屋支店 設計部 構造部門
平成 23 年 4 月 1日 同 大阪本店 設計部 構造部門
平成 25 年 4 月 1日 同 大阪本店 設計部 構造部門 課長
平成 30 年 4 月 1日 同 大阪本店 設計部 構造部門 副部長
平成 31 年 4 月~令和 3 年 9月 大阪工業大学 非常勤講師
令和 4 年 4 月 1日 国立大学法人岡山大学 学術研究院環境生命科学学域 特任准教授
現在に至る
構造設計と研究開発は欠かせない両輪
大学教員としての教育や研究開発の仕事と並行して、構造設計実務も実施していきます。そのため、建築設計事務所における構造エンジニアリング支援の兼務を岡山大学より認可していただいております。
建築学は「実学」であり、全ての研究開発は実際の建築として結実してこそ、意味があるものだと考えています。設計実務は、研究開発のためのシーズ・ニーズの源泉であり、逆に、研究開発の成果を具体化する実践の場でもあります。一方で、大学という場だからこそ、実務の世界を離れて抽象的に物事を思考することができ、その中で新たな知見を得ることができます。
建築の中で新しい課題を発見し、その課題解決としての研究成果を次の建築へとつなげていく。実務と研究、具体と抽象を往来し相乗効果を生むことで、次への価値創造につなげていきます。
構造設計プロジェクト
◇魚津市室内温水プール
過去の構造設計作品
※前職の竹中工務店に在職時の設計作品です。
木質構造
◇大阪木材仲買会館
受賞:
第56回(2015年度)BCS賞
平成26年度日事連建築賞 一般部門 国土交通大臣賞
第17回木材活用コンクール 最優秀賞 国土交通大臣賞
日本建築学会作品選集 2015
Timberize T-1グランプリ2013
◇竹中研修所「匠」新館
受賞:
令和元年 2019年 日本建築士会 連合会賞(第47回 会員作品展)
第22回木材活用コンクール (公財)日本住宅・木材技術センター理事長賞
平成30年度木材施設優良施設コンクール 林野庁長官賞
◇兵庫県林業会館
受賞:
令和元年度木材利用優良施設コンクール 農林水産大臣賞
第23回木材活用コンクール 木材活用賞
ウッドデザイン賞2019 ソーシャルデザイン部門
日本建築学会作品選集 2021-2022
◇タクマビル新館(研修センター)
受賞:
第24回木材活用コンクール 木材活用賞
令和3年度木材利用優良施設コンクール 国土交通大臣賞
ウッドデザイン賞2021 ライフスタイルデザイン部門優秀賞(林野庁長官賞)
日本建築学会作品選集 2023